数学カフェ 2026年9月12日
文字列から
現代数学へ
洞 龍弥
ZEN大学
数学カフェ 2026年9月12日
洞 龍弥
ZEN大学
文字列と現代数学はつながってる
AI時代に(メタな)数学をしよう
原始語は
計算結果を
| 二次式 | 整数で因数分解 | |
|---|---|---|
因数分解できない多項式を、既約多項式という。
古典的文献:Golomb (1969);Reutenauer (1993)
個数の一致だけなら、メビウス反転ですぐ分かる。
原始語を回転で同一視したグループ(原始ネックレス)と、同じ次数のモニック既約多項式の個数一致は古典的な結果。
「グループ」は回転で移り合う語の集まりを指す。この呼び方と、後に登場する数学用語の「群」は区別する。
連続的に一周すると、離散的な状態が進む。
文字列
整数
格子
豊かな「連続」と
長さ
原始語の回転グループ
次数
モニック既約多項式
どちらの個数
長さ
メビウス反転:
形式的なDirichlet級数
ここで
最短周期で読む
対応を一つ選ぶ
無限次正規基底定理:H. W. Lenstra, Jr. (1985), Theorem 1
H. W. Lenstra, Jr. (1985), Theorem 1 は、
次の具体例では次数ごとに基底を選ぶ。その選択が、すべての次数で整合する上記の一つの同型を与えるとは主張しない。
長さ・次数 1
長さ・次数 2
長さ・次数 3
長さ・次数 4
上から最短周期(右は最小多項式の次数)
各次数で
語
次数ごとの基底は独立に選んでおり、前のスライドの全次数で整合する一つの同型を与えるとは主張しない。ここでは最短周期で分類した語と数を対応させている。構造による対応:H. W. Lenstra, Jr. (1985), Theorem 1。
Grothendieck Galois theory
Grothendieck et al., SGA 1 (1971), Exposé V
左は二つの解の入れ替え、右は円の2重被覆の2点のファイバー。下の円を1周すると二つの点が入れ替わる。有限被覆と有限 étale 被覆の理論については SGA 1, Exposé V, §§4–6。
有限オートマトンの圏
semi-Galois category
Takeo Uramoto, Semi-Galois Categories I (2025)
固定した有限アルファベットについて、対象は有限集合と各文字の遷移、射は遷移を保つ写像。初期状態・受理状態は指定しない。忘却関手と組にして semi-Galois category とみる。
Uramoto:著者プレプリント(2015–2017)、§2.2, Example 2, Definitions 5–7。上の対応では忘却関手を保つ関手を用い、圏としては双対になる。
semi-Galois topos
左図はカントール空間による位相のイメージであり、一般の位相モノイドをカントール空間と同一視するものではない。
Rogers:離散集合への連続作用と、作用を保つ写像の圏
Hora:固定したアルファベット
semi-Galois theory との関係、位相モノイドの作用による表示は進行中。任意の言語クラスについてその表示が確立したとは述べない。
Jean-Éric Pin, Profinite Methods in Automata Theory (2009):オートマトン理論への副有限位相の方法。
Gehrke–Grigorieff–Pin, Duality and Equational Theory of Regular Languages (2008)

数を
解の入れ替えから捉える

空間を
測量という操作から捉える
肖像の横の文は洞による説明であり、本人の言葉の直引用ではない。引用:「連続の世界と「不連続」または「離散」構造の世界が結び合う」— Grothendieck『収穫と蒔いた種と』辻雄一訳より。原文:Récoltes et Semailles, Promenade §16, P43。測量の「superstructure d’arpentage」は同 §13, P38。肖像:Galois(公有)、Grothendieck:Konrad Jacobs / © MFO(CC BY-SA 2.0 DE)。
数学という操作が,文字列で表現される
文字列の数理は,メタな数理と接続する
Gödelの完全性定理:coherent toposが十分な点をもつというDeligneの定理は、論理の完全性を幾何学的に捉える。古典一階理論のBoolean syntactic categoryを介して、証明できない文を偽にする集合値モデルの存在に結びつく。Makkai–Reyes, First Order Categorical Logic, Theorem 3.5.5・Remark 2、Theorem 6.2.2(リンクは再組版、PDF pp.97–98/132–133)。
Cohenのforcing:Boolean-valued modelsを通して層の言葉でも捉えられる。完備Boolean代数上では、モデルのmixing propertyが対応する前層の層条件と一致する。Pierobon–Viale, Boolean valued models, presheaves, and étalé spaces, v6, Proposition 5.3, p.24。

2026-09-08
AIによる証明構築/Leanによる検証
滑らかな外力をもつ3次元方程式の有限時間特異点
OpenAI, On the Navier–Stokes Millennium Prize Problem外力をもつ方程式についての結果であり、外力のない一般の三次元 Navier–Stokes 方程式の問題が解決したという意味ではない。
NVIDIA Omniverse, World Models: The Frontier of Physical AI | Physical AI Day at SIGGRAPH 2026(2026-08-12公開)、Ming-Yu Liu。30:00「Cosmos Learns and Guides Physical Action」から。
一緒に考えよう